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オードナンス BL 15ポンド砲(Ordnance BL 15 pounder、または15 pounder 7 cwt)は第二次ボーア戦争中のイギリス陸軍の野砲で、一部は第一次世界大戦の主要でない戦域で限定的に使用された。 ==歴史== BL 15ポンド砲は、1883年から配備されていたオードナンス BL 12ポンド 7cwt砲の改良版である。近代的な無煙火薬であるコルダイトを装薬として使用することにより、12ポンド砲で15ポンドまでの砲弾を使用することが可能であることが確認された。このため、14ポンド砲弾が採用され、砲の名称もBL 15ポンド砲に変更された〔Clarke 2004, page 17-18〕。 Mk I 砲車:ドラッグ・シュー(制動ソリ)により砲車の後座を抑制した。ドラッグ・シューは車輪の下に置かれ、チェーンとケーブルでハブおよび砲尾につながれていた〔。 Mk II 砲車:Mk I と同じドラッグ・シューに加え水圧緩衝器を採用した。後座距離は短くなったが、成功とは言えなかった〔。 Mk III 砲車:1899年に、初歩的な複座装置が追加された。砲尾シリンダー内のバネとスチール・ワイヤで繋がった「駐鋤(spade)」を車軸の下方に埋めておき、発砲により砲車が後座しても、バネの力を利用して元の位置に戻すことができた。Mk I 砲車とMk II 砲車にもこの装置が追加され、それぞれMk I * 砲車とMk II * 砲車と呼ばれた〔Hall, June 1973〕。Mk II * 砲車には緩衝器が残された。 発砲の度に砲全体が後退するものの、バネが元の位置に戻してくれるため、複座装置を持たない旧来の大砲に比べると発射速度は向上した〔Clarke 2004, page 18〕。HoggとThurstonは皮肉をこめて「複座装置が良好であったため、発砲の際に砲は1フィート後退し、その後2フィート前方にジャンプした」と述べている〔Hogg & Thurston 1972, page 70〕。 その後もいくつかのバージョンの砲車が製造されたが、いずれのこの複座装置を持っていた。緩衝器は採用されなかった。 1904年からBL 15ポンド砲はより近代的なオードナンス QF 18ポンド砲で置き換えられた。残っていたBL 15ポンド砲は、駐退機を追加してオードナンス BLC 15ポンド砲に改造され、国防義勇部隊に配備された〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オードナンス BL 15ポンド砲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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